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ゴースト・イン・ザ・シェル 実写映画 まもなく公開日 [映画]

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SFの金字塔「攻殻機動隊」の実写映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」が来月公開される。公開を前に、IGNは1995年の「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」を手掛けた押井守監督をインタビューする機会を得た。

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「ゴースト・イン・ザ・シェル」の主人公をアジア人ではないスカーレット・ヨハンソンが演じることに関しては賛否両論があったが、押井監督はこの配役に全く問題を感じていないようだ。監督は、スカーレット・ヨハンソンの起用は「考えられる最良のキャスティング」だったと話している。


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「彼女を起用することにどんな問題があるというんでしょう?」と押井監督はIGNのインタビューにメールで答えている。「少佐はサイボーグであり、彼女の身体は完全に仮想のものなのです。『草薙素子』という名前や今の身体は、生まれつきの名前や身体ではありません。なので、アジア人の女性が演じなければいけないという主張に根拠はないんです。例え彼女のオリジナルの身体(そんなものがあったとして)が日本人のものだったとしても、それは変わりません」
監督はこれまでにも多くの俳優が他の人種のキャラクターを問題なく演じてきたと指摘する。「映画の世界ではジョン・ウェインがチンギス・カンを演じたり、アラブ人のオマル・シャリーフがスラブ人のドクトル・ジバゴを演じることができます。こういうことは映画世界の慣習なのです」と押井監督は説明している。「それが許されないのなら、ダース・ベイダーは英語を喋ってはいけないことになるのではないでしょうか。スカーレットが素子を演じたことは、この映画において考えられる最良のキャスティングだったと思います。それに反対している人たちは、私には政治的動機を持っているように思えてなりません。芸術の表現というのは、政治に縛られない自由なものであるべきだと信じています」
それが許されないのなら、ダース・ベイダーは英語を喋ってはいけないことになるのではないでしょうか。
押井監督は、実写版の映画が自身の「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」を忠実に再現しなければならないとも考えていない。ルパート・サンダース監督にはクリエイティブな自由を与えられて当然だと押井監督は語る。「もしこれがアニメ版のリメイクになるなら、アニメ版の表現に忠実である必要はないと思います。監督は自分に与えられた権限を最大限に行使するべきです。それをしないのであれば、リメイクを作る意味もありません」

「実写映画がアニメ版から取り入れるべき重要な要素があるとしたらそれは何か」という質問に対し、押井監督は「恐らく世界観じゃないでしょうか」と答えている。「人類とテクノロジーが密接に繋がることでどんな社会が生まれるのか、それが人間のあり方をどのように変化させるのか、問いかけることでしょうか」
士郎正宗の漫画「攻殻機動隊」を正しく映像化した決定版は存在するのだろうかと聞かれた押井監督は、難しい質問だとコメントしている。「(ですが、)当然、監督としては、自分の作品がそうだと答えるべきでしょうね」
手描きのアニメーションの方がCGよりも感情を表現することに優れていると思います。
サンダースの実写映画は、押井監督の「Ghost in the Shell」の印象的なオープニングシーンを再現している。監督はこのシーンについて、「とても良く出来ていると思いました」と述べながらも、「それでも手描きのアニメーションの方がCGよりも感情を表現することに優れていると思います」と話している。また、監督は両者の違いについて、「それぞれの手法で時間をかけて積み上げられたテクニックの違い」が原因だと話している。「CGのものが手描きのアニメーターに勝る表現力を得る時代がくるかもしれないですね」

押井監督は実写映画とアニメ映画の違いについても詳しく語り、「実写映画は、本当にそこにいると思わせることにかけては圧倒的に優れている」と指摘している。「俳優による感情の演技を捉えたアップの映像は、アニメではできないものです」と述べる監督は、実写版で「俳優たちがもたらす臨場感を楽しみにしています」と語っている。
他にもハリウッドで実写化して欲しい作品はあるかとの質問に対し、押井監督は「機動警察パトレイバー」をまず挙げている。「パトレイバーの舞台をアメリカに変えると面白いのではないかと思います」と監督。「『ゴーストバスターズ』のようなコメディにしたら、面白くなるでしょうね」
自分で監督したら、もっと面白いでしょうね。
だが、押井監督が本当にハリウッドで描いて欲しいと考えているのは、「スカイ・クロラ


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